家族葬の香典
香典は、一般の葬儀でも家族葬の場合でも葬儀に出席すれば
持参することが通常ですが最近の葬儀では如何でしょうか。
家族葬の場合は、家族及び親族が香典を受け取るのか辞退
するのかを事前に話し合っておくといいでしょうが、知人で特別に
葬儀に招待された場合はどうすればいいんでしょうか。
葬儀を執り行う先方から香典を辞退したいと申し入れがあれば、
持参しないのがマナーですが、何も言われていないときには香典
は持参するのが暗黙のルールのようです。
よくわからない場合には、念のために香典を包んで持参し、先方
が断ったら持ち帰るくらいでいいでしょう。
● 家族葬の香典の金額は如何ほど包むのが常識
家族葬も一般の葬儀と大幅い変わることはないので香典の
金額は、常識の範囲で持参しましょう。
香典の相場も年々変わってきますが一般には、故人が自分の
親なら5~10万円、配偶者の両親なら3~5万円であり、兄
第姉妹及びその配偶者であれば3~5万円、祖父母の場合
は1~3万円ほどが相場になっています。
これはあくまでも一般の葬儀の相場であって最初から、香典
不要ならば持参の必要はありません。
しかし、最近では有名人でも香典を辞退する方が増えてきた
影響と香典返しが面倒くさいということで香典を辞退する方も
多く見かけます。
● 家族葬での香典の渡し方
家族葬の場合でも、受付がある場合はお悔やみの言葉と
一緒に一礼して受付で香典を渡しましょう。
葬儀に参列しない場合には、先方が香典辞退をしない限り
現金を不祝儀袋に入れ、現金書留封筒でなるべく早く送る
といいですね。
また、葬儀斎場に香典が郵送で間に合わないとわかったら、
葬儀の2~3日後を目安に、喪主の自宅に送ります。
● 家族葬の場合の香典返し
家族葬で葬儀を挙げられる方は、質素でシンプルに故人との最後の
お別れをしたいと願っている方が多いです。
そうは言っても葬儀で香典辞退を告げたにもかかわらず香典を頂いた
場合や葬儀後に葬儀に参列していない方から香典を頂戴した場合
は、香典返しが必要になってきます。
この場合、会葬者が「香典返しは不要」と言われた場合には、後日
「お礼状」は出して置きましょう。最低限のマナーです。